ドナルド・トランプ米大統領は28日、ミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事(民主党)の拉致を計画した罪で服役中の受刑者らについて、恩赦を検討していると明らかにした。トランプ氏は大統領執務室で、「検討する」と発言。同氏は、受刑者らが「わなにはめられた」とし、不当に有罪判決を受けたことを示唆した。また「彼らは酒を飲んでいて、愚かなことを言ったのだと思うが、いずれにせよ検討する」と述べた。検察当局は、ミシガン州出身のアダム・フォックス受刑者とデラウェア州出身のバリー・クロフト受刑者は暴力的な過激主義者だとし、新型コロナウイルス禍に関連する政策を巡ってウィットマー氏の拉致を企てたとしていた。また2020年の夏には計画の準備を進めていたとも述べていた。