8年ぶりに全面改良したトヨタ自動車の「アルファード」2023年6月撮影 Photo:JIJI
読者の反響が大きかった記事を再配信します。(記事初出時の公開日:2025年5月6日)
SNS上では、「残クレ」とトヨタの高級車「アルファード」がある種のバズワードになっているようです。クルマを残クレで買うことは本当にお得なのでしょうか? デメリットはないのか、勘違いしている人が多い金利と残価の設定について解説します。(モータージャーナリスト/安全運転インストラクター 諸星陽一)
「残クレ」とトヨタ「アルファード」
なぜこんなに注目される?
クルマの買い方で何かと注目されているのが「残価設定型クレジット」、通称「残クレ」と呼ばれる自動車ローンです。
トヨタファイナンスが発行するクレジットカード会社のホームページによると、「20~40代では75%以上の方が残価設定型クレジットを選択して契約されています」「年収600万円未満では約78%が、年収600万以上では約70%が残価設定型クレジットを選択されています」などと盛んに宣伝されています。
はたして残クレは本当にお得なのでしょうか?
残クレとは、クルマの価格から残存価格(将来の価値)を差し引いて、残りを分割で支払う方式です。例えば500万円するクルマを、5年後の残価が200万円になると設定して、300万円分を分割で支払います。
ここで重要なポイントは、金利は分割で支払う300万円に掛かるのではなく、全体の500万円に掛かること。利率は店舗によって異なりますが、残クレの場合4~10%といわれています。







