苦手な飲み会に誘われた時「断れず流される」のは普通の人、お金持ちはどう対応する?写真はイメージです Photo:PIXTA

「本当は行きたくないけど、断ったら嫌われそう……」

 飲み会や食事の誘いを断れず、なんとなく流されてしまう。そんな経験はないだろうか。実は多くのお金持ちは“誘いの断り方”を心得ている。しかも、相手に不快感を与えず、むしろ信頼を損なわない方法で。彼ら彼女らは何を考え、どう行動しているのか。本記事では、一般財団法人「自己肯定感学会」代表・中島輝氏の『なぜあなたはお金持ちになれないのか』(朝日新聞出版)から、一部抜粋してお金持ちの断り方を紹介する。

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気が進まない飲み会に誘われたら

 誰からも声をかけられなくなったらおしまい、とは思うものの、気の進まない集まりに誘われるのも困ったものです。

 そんなとき、お金持ちの対処法を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 一般の人が「気が進まない」と感じるのは、自分の感情に左右されているからです。私はこれを「短期的な感情」と考えています。

 短期的な感情に従って、イヤなものはイヤ、でもストレートに断ると角が立つから何か理由を考えなくちゃ、と思うわけですね。お金持ちは、短期的な感情に従って行動することがほとんどありません。視点が常に中長期的だからです。

 だからイベントや飲み会、パーティーなどに誘われたときの判断基準は、「気が進むか進まないか」ではなく、「中長期的に見た場合、自分にとってメリットがあるかどうか」になります。