声は人そのもの。
この「地声+腹式呼吸」があなたの体に合った声であり、緊張感がなく、相手に好印象を与える「伝わる声」なのです。
まずはステップ1だけでもOKですが、さらに上の声を目指したい方は、この地声を土台に、次のレベルに進みましょう。「もっと伝わる声」へと進化しますよ。
ステップ2…ビジネスで使える「もっと伝わる声」に進化
ステップ1の声を「もっと伝わる声」にするには、「あくび」を使います。
同じようにイスに深く腰かけ、背もたれに100%背中をつけた状態にします。
あくびをしながら、「あー」と言ってみましょう。「ふわぁ~~~あーーーーー」という感じです。
ステップ1よりも声が体の奥から出る感じになり、まるでオペラ歌手のように、さらに響く声になったのではないでしょうか?
これがあなたの「もっと伝わる声」です。
「あくび」をしているときは、十分に体がリラックスしているので、このとき出る声が「生命体として自然に出てくるよい地声」なのです。
「伝わる声」=「エネルギッシュな地声」です。
もしこの地声を自分で「暗い」と思ったら、この地声のまま少し音階を上げれば(声を高くすれば)OK。
音を上げても、あなたの地声であることに変わりありません。
地声にはいろんな段階があるのです。
ステップ1や2だけでも十分によい声になるのですが、リーダーになりたい方、影響力を持ちたい方は、次の「声の感情カラオケトレーニング」をしましょう。地声にもっと息をプラスできます。
さらに息を足して
声の影響力アップ
ステップ3…「声の感情カラオケトレーニング」
このトレーニングでは、「ハッピー」というポジティブなワードを使って、地声に息をプラスします。人は、ポジティブ感情のワードを言うとき、おのずと息がプラスされるからです。
次の言葉を、イスの背もたれに背中をつけたまま言ってみてください。
「ハッピー、ハッピー、はじめまして」
「はじめまして」の「は」も「ハッピー」の「ハ」の気分で言ってみましょう。

こうすると、「はじめまして」の印象アップ。
このトレだけで、明るく「伝わる声」になります。
アナウンサーなどのプロでも、エネルギッシュな気持ちのよい声を出す人は、人気が出ます。