大ヒット著者が語る
崩壊した組織が蘇った「あのとき」

 マネジメントに悩みを抱える管理職の方へ、『部下をもったらいちばん最初に読む本』の著者である橋本拓也さんに話を聞きました。

 初めて部下を持った時は、マネジメントの「無免許運転」をしている状態で、メンバーが体調不良になったり、離職・異動したりと、半年も経たないうちにいなくなってしまっていたんです。自分はマネジメントに向いていないし、苦しいものだと思っていました。

 でも、マネジメントについて学ぶようになり、部下が成長して目標を達成した姿を見たとき、不覚にも感動して涙が出たんですよ。自分が仕事をして達成したときでも、涙を流すということはありませんでした。自分が関わった部下の成長による感動は、自分のものとは比べものにならないほどの喜びと充実感に溢れていました。

 今はウェルビーイングが求められる時代ですが、マネジメントを学び身につけることは、その人の人生のウェルビーイングを高めることになっていくのではないかと思います。一人では生み出せないような大きな価値を世の中に生み出す達成感や、部下の達成を喜べる充実感を、多くの管理職の方に得ていただきたいです。

働くすべての人が、ポジティブに
仕事に取り組める社会を

 仕事に対してポジティブに取り組んでもらうためには、当事者だけでなく、経営層から若手メンバーまで、全ての人の力が必要不可欠です。こうした悩みを解消して、安心して仕事に取り組める社会を実現できるように、一人ひとりが「自分なら何ができるか」と考えて、実行することから始めてみませんか。

(flier(フライヤー)、ダイヤモンド・ライフ編集部)