イスラエルがガザ南部の一部地域を支配する小規模なパレスチナ民兵組織に武器を供与している。イスラム組織ハマスに抵抗する勢力を育成する計画の一環で、戦後のガザ地区を巡る構想を示す動きとなる。イスラエル当局者によれば、イスラエル軍は戦争中にガザで発見した武器を民兵組織の指揮を執るヤセル・アブ・シャバブ氏に供与。「ポピュラー・フォース」と名乗る組織が今週公表した動画では、複数の男性がM16やカラシニコフ銃とみられる武器を携帯し、街頭をパトロールしている様子がみられる。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はインスタグラムへの投稿で、ハマスに抵抗するガザの民兵組織に兵器を供与していることを確認した。これを前にイスラエル野党の議員は、アブ・シャバブ氏の組織がテロ集団だとし、政府の取り組みについて公にしていた。
イスラエル、ガザ民兵組織に武器供与 ハマスへの対抗狙い
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