ドナルド・トランプ米大統領は5日、ロシアとウクライナは停戦の準備ができる前に「戦い続ける」必要があるかもしれないとの考えを示した。ホワイトハウスの大統領執務室でドイツのフリードリヒ・メルツ首相と会談した際、ロシアにもウクライナにも和平を結ぶ用意がなく、戦争を継続させてから本格的に外交を追求した方が賢明かもしれないと語った。また、このメッセージをロシアのウラジーミル・プーチン大統領に4日の電話協議で伝えたと述べた。この電話でプーチン氏は、自軍の爆撃機をドローン(無人機)で攻撃したウクライナに大規模攻撃を仕掛けて報復する構えを示した。トランプ氏は「両国はただ戦い続けるだろう」と語り、公園での子どものけんかや、ホッケー選手の乱闘が引き離されるまで続くことになぞらえた。「恐らく戦い続ける必要があり、双方とも多くの苦痛を味わうことになるのだろう」と続けた。