米ハーバード大学は、外国人留学生の入学を禁止しようとするトランプ政権の新たな動きに対し、反撃に出た。同大学は5日に連邦裁判所へ提出した資料の中で、政府の動きに言及。「ハーバード大学が憲法修正第1条の権利を行使したことに対する明確な報復として、政府が仕掛けた協調的かつエスカレートする報復活動の一環だ」と主張した。また同大学の代表は、政府命令の一時差し止めを要求すると明らかにした。ドナルド・トランプ大統領は4日遅く、学生ビザプログラムを通じた外国人の米国入国を停止すると布告しており、ハーバード大学はこれに対応した形となる。ハーバード大学は学生の約4分の1が外国人で、一部の大学院ではその割合がさらに高くなっている。大学は多くの場合全額支払われるこれら留学生からの学費収入に依存している。