米労働省が6日発表した5月の雇用統計によると、非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比13万9000人増加した。伸びはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想の12万5000人を上回ったものの、前月の14万7000人(改定値)からやや鈍化した。関税や景気見通しを巡る不透明感が高まる中、雇用主が人員採用に慎重になっている様子が示された。失業率は4.2%で変わらずだった。3月と4月の就業者数は合わせて9万5000人、下方修正された。ここ数カ月は、トランプ政権による連邦政府の雇用・支出削減の推進や関税政策の二転三転で、労働市場にも混乱が生じている。
米就業者数、5月は伸び鈍化 予想は上回る
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