数日前、イスラエルの捜索救助チームがガザのハンユニスに入り、数時間をかけコンクリートを掘り進めて鉄筋を移動させた。がれきに埋もれた兵士の遺体を回収するためだ。捜索救助チームは特殊部隊に続いてガザに入り、戦場で戦死した兵士の遺体回収を続けている。これは日常的任務だが、今回のチームは主に女性で構成された点が特徴的だった。チームに所属する小柄な25歳の少佐は、「1年半前なら、レバノンやガザで戦闘チームを指揮することなど夢にも思わなかった」と述べ、「この戦争で、わたしたちにどれだけの能力があるかが証明されたと思う」と付け加えた。この女性少佐は、イスラエル軍の前線で任務に就く女性兵士の増加傾向を示す一例に過ぎない。戦争の引き金となったハマスによる2023年10月7日の攻撃以前から、女性も兵士として戦闘訓練を受けていたものの、主にイスラエル国境内の警備や、比較的危険度の低い任務とされるヨルダン川西岸地区の検問所運営に従事していた。