カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(57)は再び嵐の目の中にいる。抗議者らが街頭に集まり、米海兵隊がドナルド・トランプ大統領の命令で同州に向かった9日の夕方、「これは極めて重要な局面だ」とインタビューで語った。民主党の有力な大統領候補と見られているニューサム氏自身にとっても、これは重要な局面だ。彼はこの衝突に積極的に関与し、反政権の指導者としての立場を確立しようとしている。海兵隊の配備について「700人の勇敢な男女が、トランプ氏の憲法との戦いの駒として利用されている」と、抗議活動への対応を調整するためにこもっているロサンゼルス郡緊急対策センターからウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に語った。「建国の父たちは、こんなことのために命を懸けたわけではない」
加州知事、LA衝突テコに「反トランプ」指導者めざす
大統領の「権威主義的な越権行為」からロサンゼルスを守ると話すニューサム知事、大統領選出馬の行方は不透明に
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