「大学受験」は10代における最大のイベントです。残念な側面でもありますが、いい大学にいけば、なりたい職業になれる確率は上がり、将来の選択肢は増えるのが現在の日本です。それほどまでに大学受験の持つインパクトは大きくなっています。そんな難しい時代でも「自分らしい大学進学」をするために書籍:『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』が発売されました。本書は、きれいごとを抜きにして、「大学受験とはどういうものなのか」「人生とはどういうものなのか」を考えることができる受験の決定版です。本記事では発刊を記念して著者である、びーやま氏への特別インタビューをお届けします。

高校生Photo: Adobe Stock

高学歴の人と低学歴の人の違いはどこにある?

――単刀直入にお聞きします。高学歴の人と低学歴の人は一体なにが違うのでしょうか。

びーやま氏(以下:びーやま):3つあると思っていて、具体的には次の通りです。

1つ目:「学び方を知っているかどうか」

2つ目:「苦手を克服する力があるかどうか」

3つ目:「意味を見出す力があるかどうか」

――それぞれ詳しくお聞かせください。

びーやま:まず、1つ目ですが、高学歴な人というのは学び方を知っています。これは勉強だけの話ではありません。

 どんな仕事も覚えたり考えたりすることは必須ですが、高学歴の人はこの能力を受験生のうちから磨いているのです。

 単純な学習能力とでも言うのでしょうか、「こうしたらこういう結果になる」みたいなことをしっかりと論理的に考えて行動できるというのは高学歴の人の特徴だと感じます。

 受験勉強はこういったことの繰り返しですから、その過程そのものが実は社会に出てからの実力につながっていると僕は感じています。

 対して、低学歴の人は「よくわからないです」「とりあえず教えてもらっていいですか?」と、考えること自体をやめてしまいがちなので、同じことをしても経験が積まれづらいというのはあるのかなと。