米小売りチェーン大手ウォルマートの創業一族ウォルトン家の一員である富豪クリスティ・ウォルトン氏(76)が、ドナルド・トランプ大統領に公然と異議を唱えている。他の一族メンバーと一線を画す動きで、ウォルマートの不買運動を招くリスクがある。ウォルトン氏は、ウォルマート創業者の死亡した息子の妻。全国紙に全面広告を掲載し、「独裁者の侵略から身を守る」よう呼びかけるとともに、今週末に全米各地で予定されている反トランプデモ「No Kings(ノー・キングス)」への参加を促した。3月末にも同様の広告を掲載していた。米国有数の富豪一族ウォルトン家は波風を立てないように努めてきたが、新たな広告が掲載されて注目を集めている。ソーシャルメディア上では、ウォルマートの不買運動を呼びかける声が巻き起こっている。
ウォルマート創業一族の富豪、反トランプ広告を掲載
創業者息子の妻ウォルトン氏「独裁者の侵略から身を守る」 不買運動リスクも
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