
人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
そこそこ混んでいる時間帯の駅のホームで、次の電車を待つ列の先頭に立っていたら、会社員風の中年のおじさんが無言で自分の前に割り込んできた。
「オヤジ、なに割り込んでんだよ!」と怒鳴りつけたいところだが、トラブルになるのは避けたい。かといって黙って見過ごすのも不愉快だ。どう注意する?
(A)「もしもし、列の後ろはこちらですよ」と最後尾を指し示す
(B)「うわー、割り込むなんて信じられない」と独り言を発する
(C)「すみません、ちゃんと並んでもらえますか」と穏やかに伝える
(B)「うわー、割り込むなんて信じられない」と独り言を発する
(C)「すみません、ちゃんと並んでもらえますか」と穏やかに伝える
正解は……
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A
◎ (A)「もしもし、列の後ろはこちらですよ」と最後尾を指し示す
× (B)「うわー、割り込むなんて信じられない」と独り言を発する
△ (C)「すみません、ちゃんと並んでもらえますか」と穏やかに伝える
解説
世の中にはいろんな人がいるので、たしかに「何も言わない」という選択肢もあります。しかし、小さな災難に向き合えないまま、あとでSNSとかに文句を書き込んで戦った気になっているようでは、本当に大事な問題からも逃げ続ける人生を送ることになるでしょう。
「言い換え力」が真価を発揮するのは、まさにこういう場面です。
「オヤジ、なに割り込んでんだよ!」というケンカ腰のセリフは、Aのように言い換えるのがベスト。相手に「あっ、間違えました」という顔ができる逃げ道を与えているところがミソです。
Cも、相手が「うっかりミス」のフリをしてくれたらいいのですが、注意を素直に聞くタイプではない可能性も高いので、けっこう危険。Bは相手を無駄に刺激してしまいます。