(3)「○○界隈」「チークくわえ界隈」
大人とは使い方が違う「界隈」
流行った言葉の3つめは、「○○界隈」です。マイナビティーンズラボで3位になっており、Trepoでは「チークくわえ界隈」がランクインしています。
「界隈」は昔からある言葉ですが、Z世代と大人の使い方は違います。大人は「銀座界隈」というように地域を指すときに使いますが、Z世代は「アイドル界隈」や「コスメ界隈」など、共通の趣味や価値観を持つ人たちを指すときに使います。ランクインしていた「チークくわえ界隈」は、頬に塗る化粧品「チーク」をくわえて自撮りをする人たちを指します。
最近では、風呂に入ることが億劫な人たちを指す「風呂キャンセル界隈」がXなどで話題になりました。「キャンセル界隈」という言葉としても流行し、「自炊キャンセル界隈」「ドライヤーキャンセル界隈」など、様々な言葉が生まれています。誰もが面倒に感じていることをあえてやめるというポジティブさが面白く見えるのでしょう。

(4)「倍倍FIGHT!」
(5)「FRUITS ZIPPER」「CUTIE STREET」「CANDY TUNE」
Z世代女子のトレンドランキングを見ていくと、複数のカテゴリーにランクインしている流行がいくつもあります。そのなかで、特にランクイン数が多いトレンドが「倍倍FIGHT!」です。
「倍倍FIGHT!」は、7人組アイドルグループ「CANDY TUNE」の楽曲です。楽曲としても、ダンスとしても、そしてアイドルとしてもランクインしています。

「倍倍FIGHT!」はTikTokでユーザー参加型の「倍倍FIGHT!チャレンジ」キャンペーンが行われたこともあり、インフルエンサーやユーザーが多くのダンス動画を投稿しました。元気でポップなメロディーと楽しい振り付けが人気を呼んでいます。
