米軍が先週、イランの核施設3カ所に対して行った攻撃について、米国防情報局(DIA)は初期報告書で、イランの核開発計画を数カ月遅らせる程度にとどまったとの見方を示した。これはドナルド・トランプ大統領とホワイトハウスの主張と相反する内容だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。関係者によると、この報告書は爆撃後の軍事的な被害評価に基づいており、さらなる情報収集により評価が変わる可能性があるという。米政権高官は報告書の存在を認めたものの、国防総省の幹部と共有されるレベルには達していないと述べた。米情報機関は頻繁に機密報告書を作成するが、その後、より多くの情報が収集されるにつれて大幅に修正されることもある。このような報告書は必ずしも他の情報機関の見解を反映しているわけではなく、機関間で意見の相違があることも珍しくない。