
全国的にクマの出没情報が増えてきた。6月22日には、長野県の山林で40代の男性がクマに襲われ、亡くなっている。2024年度にクマに襲われるなどの被害を受けた人は、全国で219人という過去最悪の記録だった。クマへの関心が高まる今、「日本最強の生物」エゾヒグマと、31歳の女性猟師の命懸けの戦いを描く『クマ撃ちの女』(作/安島薮太)の第2話を掲載する。
【あらすじ】
主人公・チアキは、エゾヒグマを単独で狩ることに情熱を注ぐ31歳の女性猟師だ。彼女は、ライターの伊藤カズキに取材を申し込まれていたが、狩猟のため、約束をすっぽかしてしまった。

伊藤は、彼女を密着取材して、本を出したいと考えていた。しかし、チアキは同行取材に対して首を縦に振らず、獲ってきたばかりのシカの解体を始める。生々しいシカの解体におののく伊藤だったが、伊藤の意外な過去を明かすと、チアキの反応が変わるのだった。
本作では、ライター・伊藤の視点からチアキの純粋な生き方を描きつつ、狩猟に関する知識や、獲物の解体、ジビエ料理なども紹介している。マンガの続きは「マンガでわかる現代社会」でチェック!

『クマ撃ちの女』(c)安島薮太/新潮社
