
中学受験ブームをテーマに、ノンフィクション作家が原作を書き下ろし、コミックバンチKai(新潮社)で連載されている『教育虐待 ―子供を壊す「教育熱心」な親たち』(原作/石井光太、構成/鈴木マサカズ、作画/ワダユウキ)。今回は、第4話「【ケース2】進学塾の狂気(1)」を掲載する。
【あらすじ】
少子化を背景に、学習塾は就学前から、親の“受験熱”をあおる。SNSでは教育熱心な親同士がつながり、同質性の中で、さらに熱を帯びている。そんな環境のもと、幼いころから受験勉強を強要され、精神的に不安定となっていく子どもたちがいる。さらに、子どもたちだけでなく、親も心をむしばまれていく――。
編集プロダクション代表の石橋大地の元で働く若手社員・南麦は、ネット上で「有名進学塾ママ友塩酸事件」が気になって、調べていた。
その事件とは、加害者・森村和歌子が、進学塾に通う娘を迎えにきた「ママ友」の女性の顔に塩酸を浴びせたというものだ。子ども同士のいじめが原因だったと事件当時は報道された。しかし、南は「なぜ子ども同士のいじめが、親同士の事件につながったのか」と疑問を抱き、拘置所にいる森村に面会に行くのだった。そこで明かされた衝撃の事実とは――。
現代社会に巣くう“受験業界の闇”に、教育ジャーナリストがメスを入れる。マンガの続きは「教育虐待」でチェック!


