
ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回は、牛丼チェーン「松屋」だ。任された業務をこなしながら、“凄腕パートさん”の仕事ぶりに痺れた現場だった。(ライター みやーんZZ)
「松屋」でスキマバイト!
カウンター業務を担当
氷河期世代の40代おじさんである僕が去年、突如ハマったスキマバイト。今回はとある駅前にある牛丼チェーン「松屋」で働いてきました。
お店に着くと、ちょうど前の時間帯に働いていたスキマバイトさんと遭遇。ちょっとおしゃべりしながら、事務所まで案内していただきました。「ここ、今日はじめて働いたんですが、超働きやすいですよ」と教えてくださり、楽しく働けそうな予感がします。
事務所の中には「松屋米」と書かれた30キロぐらいの米袋がたくさん積まれています。「これがいつも食べている松屋のお米か!」とテンションが上がる中、制服に着替えていきます。鏡に映った松屋の店員さんスタイルの自分を見て「よし、今日も頑張ろう!」と気合を入れました。
今回、任されたのは、カウンターでの商品提供業務です。このお店では来店したお客様が店頭の券売機やスマホのモバイルオーダーで注文し、オーダーされたものを店員が厨房内で調理。完成するとカウンターでお客様番号を呼び、商品を受け取っていただくという提供方法で、そのお客様を呼び出す係を僕が担当することになりました。
基本的な調理は厨房内で行うのですが、松屋名物の無料みそ汁を作ったり、サラダやお新香を冷蔵庫から出したりするのは僕の役目。必要なものを揃え、お客様をお呼びしてお渡しするという流れです。