ドナルド・トランプ米大統領は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナと和平を望んでいないという結論を出したようだ。それには6カ月の時間を要した。トランプ氏は14日、大統領執務室で次のように語った。プーチン氏は私に「心地のいい」話を聞かせるが「その日の夜にミサイルを発射する」。こうした新たな現実認識は好ましい変化であり、停戦実現の可能性を高める。トランプ氏のこれまでの戦略は、ウクライナ側だけに圧力をかけることだった。トランプ氏と北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ルッテ事務総長が14日にホワイトハウスで会談した際に発信された最良のニュースは、プーチン氏の破壊行為に対抗するための兵器のウクライナへの供与を、自由世界が継続するというものだった。トランプ氏はルッテ氏が同席する場で、「手短に言うと、米国は最高の兵器を製造して、それを(ウクライナ支援のために)NATOに送ることになる」と語った。