ホワイトハウスは17日、ドナルド・トランプ米大統領が一般的な静脈疾患の診断を受けたと明らかにした。同氏は脚の「軽度のむくみ」を訴えていた。キャロライン・レビット報道官はトランプ氏が主治医による包括的な検査を受け、慢性静脈不全と診断されたと明かした。クリーブランド・クリニックによれば、慢性静脈不全は脚の静脈が損傷し、血液が心臓に戻りにくくなる状態。治療を行わない場合は脚の静脈の血圧が上昇し、毛細血管が破裂して皮膚が赤褐色になり、皮膚が破れるリスクが高まる可能性もある。この疾患は下肢や足首の腫れを引き起こすことがあり、成人20人に1人が罹患(りかん)し、特に50歳以上の人に多いという。レビット氏は79歳のトランプ氏の検査結果を引用し、深部静脈血栓症(血栓)や動脈疾患などのより深刻な疾患の兆候は見られなかったと述べた。また「大統領は引き続き非常に健康な状態を保っている」とした。