「自分を見つめることって
正気の沙汰ではない」
「やっぱり自分を見つめることって正気の沙汰ではないので、友人でもパートナーでも家族でも、自分を見てくれている人が近くにいると救われるだろうなと。
嵩は漫画家としては世間になかなか評価されませんが、身近に支えてくれる人がいて、評価されている。それが幸せってことなのではないかと思うんです。一番近い人(のぶ)が評価してくれているじゃないかって教えてあげたくなりますよ」
嵩を評価するひとりである、いせたくやとして18歳からはじまって50代くらいまで幅広い年代を演じることになる。
「幅広い年齢を演じることは初めてですが、純粋で真っすぐな人であるというのは、どれだけ年齢を重ねても変えたくないと思っていて。角が取れていかないように演じたいと思います」
