「自分を見つめることって
正気の沙汰ではない」

「やっぱり自分を見つめることって正気の沙汰ではないので、友人でもパートナーでも家族でも、自分を見てくれている人が近くにいると救われるだろうなと。

 嵩は漫画家としては世間になかなか評価されませんが、身近に支えてくれる人がいて、評価されている。それが幸せってことなのではないかと思うんです。一番近い人(のぶ)が評価してくれているじゃないかって教えてあげたくなりますよ」

 嵩を評価するひとりである、いせたくやとして18歳からはじまって50代くらいまで幅広い年代を演じることになる。

「幅広い年齢を演じることは初めてですが、純粋で真っすぐな人であるというのは、どれだけ年齢を重ねても変えたくないと思っていて。角が取れていかないように演じたいと思います」

「ポジティブはネガティブから生まれる」ミセス大森元貴の創作哲学がグサッと刺さるおおもり・もとき/1996年生まれの音楽家。作詞家・作曲家であり、バンドMrs. GREEN APPLE のフロントマン。Mrs. GREEN APPLEでは全楽曲の作詞/作曲/編曲、さらに作品のアートワークおよびミュージックビデオのアイデアまで、楽曲に関するすべての要素を担当している。その楽曲は、主要ストリーミングサービスにおいて27曲が総再生数1億回を突破(アーティスト別単独1位)、Billboard JAPAN及びオリコンにて、全楽曲での国内累計ストリーミング数が100億回を超える史上初のアーティストとなっている。2023年に「ケセラセラ」、24年には「ライラック」にて日本レコード大賞を2年連続で受賞し、国民的バンドとしての地位を確かなものにした。大森は、24年に年間 Billboard JAPAN 作詞家チャート、及び作曲家チャートで、2年連続となる1位を獲得している。 24年9月に公開した映画「The White Lounge in CINEMA」は同年公開の音楽ライブを題材とした映画No.1となる大ヒットを記録、大森は同作でプランナー&ジェネラルプロデューサーを務めている。また、25年公開の映画「#真相をお話しします」では映画初出演にして初主演を務めるなど、活躍の場を広げている。Mrs. GREEN APPLEは25年にデビュー10周年を迎えている。
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