「え、午後にだらだらすべき!?」朝に集中、午後にゆるめる“逆転リズム”が最強すぎた
誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!

【YouTube『街録ch~あなたの人生、教えて下さい~』で話題沸騰!!】精神科医が教える…「朝を味方にする人、無駄にする人」。1日の充実度に出る違いとは?Photo: Adobe Stock

朝は意外と大事な時間帯です

今日は「朝の大切さ」についてお話ししたいと思います。

朝が苦手な方や、夜型の生活が習慣になっている方もいるかと思いますが、実は朝という時間帯は、頭を使ったり、活動的なことをするのにとても向いている時間なのです。

だらだら時間は「夜」よりも「午後」に

夜にだらだらとスマホを見たり、意味もなく夜更かしをしてしまって、翌朝変な時間に起きてしまうという方もいるかもしれません。

でも実は、だらだらする時間は夜よりも午後のほうが向いていると思います。

もちろん、リラックスタイムとして夜に少しだらだらする時間も必要ですが、それは寝る前の1時間程度で十分です。

たとえば23時、遅くても24時には寝て、朝6時~6時半くらいに起きれば、出かけるまでに1時間くらい余裕ができます。

朝の時間をうまく使うと、頭がよく働きます

私自身、パートナーの仕事の関係で早起きになったのですが、そのおかげで朝の時間に原稿を書いたり、音声収録をまとめてやったりしています。

この時間帯は頭が冴えていて、言葉もスラスラ出てくるので、とても生産的です。

朝がしんどいときは体調のサインかも

一方で、朝にしんどさを感じることが増えた場合は、体調の変化のサインかもしれません。

朝がつらい、気持ち悪い、起きられないといった状態が続くようであれば、無理をせず体を休めてください。

メンタルケアにも朝時間は効果的

たとえば、メンタルの安定に役立つ「朝に光を浴びる」「軽く運動する」といった習慣は、多くの専門家も推奨しています。

精神科医の樺沢紫苑先生の「朝散歩」もその一例ですね。朝、適度に動くだけで、気分がとてもスッキリします。

「夜型」は習慣であることが多い

よく「自分は夜型だから」と言う人もいますが、私はこれ、ほとんどが習慣だと思っています。

実際に同じ条件で朝と夜の集中力を比較すると、朝のほうがパフォーマンスが高いことが多いのです。

もちろん無理はしなくても大丈夫ですが、「夜型」だと思い込んでいるだけということもあるかもしれません。

中途半端な朝が一番もったいない

朝10時や11時に起きてしまうと、せっかくの1日がなんとなく中途半端に過ぎてしまいがちです。

それならば、いっそ朝にしっかり活動して、午後は余裕をもってゆったり過ごすくらいのほうが、心にも体にも余裕ができます。

午後は誰でも眠くなったり、ぼーっとする時間帯です。そういう時間に無理して何かしようとするより、朝に集中して取り組んでおいたほうが、ずっと効率がいいと思います。

朝の時間を見直してみよう

ということで、朝の時間は実はとても大事なキーワードです。

体調が元気なときこそ、朝の時間をうまく使って、自分の時間を豊かにしてみてください。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。