「え、午後にだらだらすべき!?」朝に集中、午後にゆるめる“逆転リズム”が最強すぎた
誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!

朝は意外と大事な時間帯です
今日は「朝の大切さ」についてお話ししたいと思います。
朝が苦手な方や、夜型の生活が習慣になっている方もいるかと思いますが、実は朝という時間帯は、頭を使ったり、活動的なことをするのにとても向いている時間なのです。
だらだら時間は「夜」よりも「午後」に
夜にだらだらとスマホを見たり、意味もなく夜更かしをしてしまって、翌朝変な時間に起きてしまうという方もいるかもしれません。
でも実は、だらだらする時間は夜よりも午後のほうが向いていると思います。
もちろん、リラックスタイムとして夜に少しだらだらする時間も必要ですが、それは寝る前の1時間程度で十分です。
たとえば23時、遅くても24時には寝て、朝6時~6時半くらいに起きれば、出かけるまでに1時間くらい余裕ができます。
朝の時間をうまく使うと、頭がよく働きます
私自身、パートナーの仕事の関係で早起きになったのですが、そのおかげで朝の時間に原稿を書いたり、音声収録をまとめてやったりしています。
この時間帯は頭が冴えていて、言葉もスラスラ出てくるので、とても生産的です。
朝がしんどいときは体調のサインかも
一方で、朝にしんどさを感じることが増えた場合は、体調の変化のサインかもしれません。
朝がつらい、気持ち悪い、起きられないといった状態が続くようであれば、無理をせず体を休めてください。
メンタルケアにも朝時間は効果的
たとえば、メンタルの安定に役立つ「朝に光を浴びる」「軽く運動する」といった習慣は、多くの専門家も推奨しています。
精神科医の樺沢紫苑先生の「朝散歩」もその一例ですね。朝、適度に動くだけで、気分がとてもスッキリします。
「夜型」は習慣であることが多い
よく「自分は夜型だから」と言う人もいますが、私はこれ、ほとんどが習慣だと思っています。
実際に同じ条件で朝と夜の集中力を比較すると、朝のほうがパフォーマンスが高いことが多いのです。
もちろん無理はしなくても大丈夫ですが、「夜型」だと思い込んでいるだけということもあるかもしれません。
中途半端な朝が一番もったいない
朝10時や11時に起きてしまうと、せっかくの1日がなんとなく中途半端に過ぎてしまいがちです。
それならば、いっそ朝にしっかり活動して、午後は余裕をもってゆったり過ごすくらいのほうが、心にも体にも余裕ができます。
午後は誰でも眠くなったり、ぼーっとする時間帯です。そういう時間に無理して何かしようとするより、朝に集中して取り組んでおいたほうが、ずっと効率がいいと思います。
朝の時間を見直してみよう
ということで、朝の時間は実はとても大事なキーワードです。
体調が元気なときこそ、朝の時間をうまく使って、自分の時間を豊かにしてみてください。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。