
47歳のときに、同い年の「純烈」の元メンバー小田井涼平さんと結婚したLiLiCoさん。年を重ねてからの出会い、恋愛、結婚について、ノンフィクション作家の笹井恵里子さんが聞いた。(タレント LiLiCo、ノンフィクション作家 笹井恵里子)
あなたを好きじゃない人は
あなたの人生に要らない
もし今、恋愛で悩んでいる人がいるなら、時間の無駄。
死別は違うわよ。それは簡単には言えないことだから、除きます。そうじゃなくて、誰か好きな人に振られた、失恋した、それからお付き合いしている恋愛で別れた時に悩むのはやめましょう。
「一緒にいたかった」と、あなたは思う。でも相手は「一緒にいたくない」と思っているわけでしょう。つまり、“あなたのことを好きじゃない人”と一緒にいたいでしょうか? それって全然楽しくない。毎日、相手から「好きじゃないけど一緒にいる」と思われながら暮らすのです。考えただけで最悪なこと。
だから要らないの。必要ないのよ、あなたの人生に。
私も若い頃は振られて、「もうあなたがいないと生きていけない」と相手の太ももにしがみついて泣いたことがあったけれど、今じゃその人の名前も覚えていないから(笑)。でもちゃんと生きている。それに気づいた時に恋愛で悩むのは、バカバカしいなって。
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振られたり、別れてしまったら、それは自分に必要のない人。「自分に合う人は必ずいます」とLiLiCoさんは力強く話す。
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「出会いがない」と言う人は、「出会いだと思っていない」ということがあると思う。
例えば郵便局に行ったら? 郵便物を出す場所だと思っているでしょう。でもそこの窓口にいる人、めちゃくちゃ素敵な人かもしれない。実際私は郵便局のお兄さんと飲み友です。
私は葛飾区に住んでいたご縁で“かつしか観光大使”をしているのですが、その郵便局のお兄さんから「俺も葛飾に住んでいるんです」と言われて。「そうなの? じゃあ今度ごはん食べようよ」という話の流れになりました。
コンビニだって、パン屋だってすべてが出会いの場でしょう。毎日のように行っていれば常連になって、会話だって出てくる。