ワースト1位は北海道で、B・Cの海水浴場は21カ所だ。去年はワースト3位だったので、不名誉にも順位を2つ上げた。ランクBとCに該当する海水浴場数は昨年の17カ所から4つ増えた(計測母数は2024年の34カ所から35カ所に1カ所増えた)。

 水が汚い海水浴場ランキング2025【全272カ所・完全版】を見てみると、6位に石狩浜、7位にジェットビーチ石狩(ともに石狩市)がランクインしている。

 ワースト2位は愛知。昨年の1位から1つ順位を下げた。昨年は計測した海水浴場のすべてが、ランクBとCだった。つまり、水質B・Cの比率が100%だったが、今年は81.8%まで下げた(22カ所中18カ所)。

 海水浴場別ランキングでは、坂井(同13位※同率)、新舞子マリンパーク(同13位※同率)、りんくう海浜緑地(同15位※同率)、大野(同15位※同率)が上位に入っている。これら4つの海水浴場は、すべて伊勢湾に面している。

 ワースト3位の青森とワースト4位の千葉は、「水質B・Cの海水浴場数」は12カ所で同じ。しかし、全海水浴場数がそれぞれ20カ所と49カ所なので、「水質B・Cの比率」で青森が千葉を上回った。

 水が汚い海水浴場ランキング2025【全272カ所・完全版】で「水質C」に分類された海水浴場は全国でわずか4カ所しかない。汚い順に「いなげの浜(千葉)」「小川原湖(青森)」「海の公園(神奈川)」「小川原湖公園(青森)」だ。そのうち2つを青森県の小川原湖が占めている。同ランキング5位の「わかさぎ公園」も小川原湖水域だ。