ドナルド・トランプ米大統領の関税政策は紆余(うよ)曲折を経てきた。最新の計画では、8月7日に多数の国に対して関税を引き上げる。主要貿易相手国の中では、インドに対する関税を25%に引き上げる。また、トランプ氏はカナダに対する関税を8月1日付で35%に引き上げたと述べた。一部の国はすでに米国と合意に達している。韓国、欧州連合(EU)、日本は15%で合意に至った。期限が延長された国もある。トランプ氏は、メキシコに対する関税を現在の25%から30%に引き上げると警告したが、引き上げは90日間は実施しないと述べた。米国と中国は、8月半ばまで有効な暫定合意の延長の可能性について協議している。セクター別の関税についてはまだ疑問点が残る。その一つが、EUに対する米国の鉄鋼・アルミニウムの追加関税が50%のままなのかどうかについて、双方が異なる見解を示していることだ。
トランプ関税の推移、グラフィックで解説
主要貿易相手・分野別の関税を総まとめ
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