
長年、年金を払ってきたにもかかわらず、月の受給額はわずか数万円。いっぽうで生活保護受給者は、医療費が無料で病院にも行き放題。そんな状況に、高齢者たちはいま静かに不満を募らせている。登録者数12万超えのYouTubeチャンネル『梅子の年金トーク!』が、現場の声をすくい上げ掬い上げた。※本稿は、梅子の年金トーク!『聞くのがこわい年金の話 年金、いくらですか?』(興陽館)の一部を抜粋・編集したものです。
年金月8万円の老後が
人生で一番辛い
年齢:83歳
性別:女性
職業:無職
家族:独身((出戻り))
以前の職業:水商売
自宅:持ち家
年金月額:8万円((うち国民年金基金月額2万円))
性別:女性
職業:無職
家族:独身((出戻り))
以前の職業:水商売
自宅:持ち家
年金月額:8万円((うち国民年金基金月額2万円))
83歳よ。いまはひとりで頑張ってます。私は出戻りよ。うふふ。年金のこととか、そういうことはよくわからないんだけど、65歳から国民年金を受給してる。うん。そうそう。よくわからないんだけど、月に5、6万円もらってますね。そのほかに、国民年金基金。それも2口自分で掛けていたから、合計で月8万円くらいでやってるね。
蓄えていたお金もないの。マンション買っただけ。ひとりでね。若い頃、ちょっと仕事して。水商売をしていて。40歳前から。37か38歳からかな。それまでは、病院で看護師さんの手伝いを20年してたの。それで結婚して、出戻ってきてから水商売を始めたの。20年くらいしたかな。それでマンションを買って。
水商売を辞めた後も、76歳くらいまで介護の仕事をしてたんですよ。でも、もう体がキツくて辞めたのね。
いまは、何もしてないから、国民年金と基金で暮らしてるね。残らない。ギリギリ。