月額の掛け金は、加入時の年齢や性別、選んだ給付のプランによって変わってきますが、上限が6万8000円と決まっています。2024年度の国民年金基金の平均受給額は約1万7000円です。

 ご興味のある方は、国民年金基金のホームページをご参照ください。

遺族年金は想定を下回り
食費を切り詰めて暮らしている

年齢:79歳
性別:女性
職業:無職
家族:死別
以前の職業:コンパニオン
自宅:賃貸
年金月額:10万円((遺族年金+自分の国民年金))

 年金?答えられる範囲だったらいいよ。79歳。種類は遺族年金と私の国民年金掛けてたのが、そのぶんプラスされたのをもらってる。いまは、ひとりで暮らしています。そうです。旦那が亡くなってからひとりになった。もう9年になりますけどね。うん。うん。

 年金以外で老後に用意してきたものが何もありませんから。だから、いま、死んだらどうしようかって。あはははは。

 私はね、お父さんの遺族年金6割もらえるって聞いてたからね。お父さんは65歳から年金もらいよったからね。そのときに「もし、お父さんが亡くなったら私もらえるのどのくらい?」って聞いたら「うーん。6割くらい入るらしいよ」って聞いてた。全然嘘やな。それはな。嘘。

 いま、私がもらってるのが、お父さんのもらってた年金額から4割くらい。ずいぶん減ってる。騙されたなって思う。でも、国が決めたことやけんね。個人がいうたってどうしようもならん。うーん。もし、旦那が亡くなっても、これぐらいなら生活できるかなって頭に入れといたんだけどね。4割くらいしか入ってこないもん。想定外。

 若いときは、ホテルのメンテをしてた。清掃の仕事。会社に入って、いろいろなホテルにまわされて。

 税金がかかるから、扶養の範囲で働いてたよ。だから、私は働いてた日も少ない。毎日行かなくてもいいような感じのね。あとは、お土産物屋の店員さんもしてたし、いろいろな。

 いまは、駅の近くの平屋の賃貸にひとりで住んでるよ。年金の中から家賃を払うから大きいんよ。だから節約してる。一番節約できるのは、食事やな。一度にまとめてたくさんつくって、それを分けて食べるようにしてる。