生活保護を申請したくても
世間体を気にしてできない
ちゃんとしたところで働いたほうが絶対、得ね。社会保険がちゃんとあるところ。私は、それをいまになって後悔してる。ずっと働いたけど、パートばっかり行ってたから。パートのが、働きやすいんよ。
私が若い頃は、宴会とかが多かったんや。登録してもらってると、宴会に呼ばれて「今日、どこどこの旅館、ホテルに行って」っていわれるの。で、日銭をその日の帰りにもらえる。コンパニオン。それもやってた。もう、何十年も前の話やけどね。
そんなことしたりして、ずぅっと働いてた。遊んだことなんてないよ。でも、社会保険に入ってなかったから。ちゃんとしたところで働いたらよかったって、いま、後悔してる。うん。
主人が亡くなってから、生活もガラッと変わりました。私の国民年金なんてほんのわずか。何万かでしょ。主人が生きてるときは、年金が入ると「小遣いだ」ってくれよってね。いまは、ギリギリ。ちゃんとしたところで働いておけばよかった。いまさら遅い。いっても遅いね。

旦那さんが亡くなったら、入ってくる年金は半分以下でしょ。ガタっと減る。それじゃぁ無理よッ。
世間体を気にして、生活保護の相談をあきらめて、ギリギリで頑張っている方はきっと、たくさんいるのだろうなと思います。
血圧が120の正常値でも気軽に病院に行く生活保護受給者の方が近くにいたという話を聞いて、問題だと思いました。そんな風に気軽に病院に行かれると、医療関係者の方の負担が増えますし、無駄な診療は本当にやめていただきたいと思います。
生活保護受給者よりも、貧しい生活をしながら頑張っている人は、日本中にたくさんいると思います。実際に申請すれば生活保護が受けられるのに、臆してしまい、申請しない人もたくさんいるそうです。
必要な人が申請しやすいようにするためにも、いまの基礎年金を生活保護と同額に引き上げたり、生活保護受給者にも医療費負担をしてもらうなどしてほしいです。国には、少しでも生活保護受給者への不満が減る工夫をお願いしたいものです。