ウクライナの同盟国は北大西洋条約機構(NATO)に新たな基金を創設し、同国のために数十億ドル規模の米国製兵器を購入できるようにする。ドナルド・トランプ米大統領がウクライナへの軍事支援で描く構想を実行に移すものだ。西側諸国の高官3人が明らかにした。新たな基金の設立は、ウクライナへの武器供与をNATO加盟国による資金でまかなうという、トランプ氏の構想を実現する最初の具体的な一歩。トランプ氏とNATOのマルク・ルッテ事務総長は7月、この枠組みについて合意を発表したが、詳細は明らかにしていなかった。トランプ氏は7月、ホワイトハウスの大統領執務室でルッテ氏の隣に座り、「われわれが武器を送り、彼ら(欧州)が支払うことで合意に達した」と言明。「わが国は購入するのではなく製造し、彼らがその代金を支払う」と述べていた。
ウクライナ同盟国、米国製兵器購入でNATO基金創設へ
あなたにおすすめ