なぜか伸びない子の共通点は「過去問を後回しにしている」ことだった
【高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格!】――しかも、首席合格とわずか3点差のほぼトップ合格! 『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)の著者は、中学3年生のときに「東大合格」を宣言。高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格を目指したけれど……全国模試は「偏差値45」。そこで、徹底的に「国語」鍛えるという“大逆転の勉強法”を編み出す。勉強の大半を「読書に費やす」という常識外れの戦略で、全科目の成績が軒並みアップ! すべての科目は結局、国語の力がモノをいうことがわかった。コスパとタイパを徹底し、四コマ漫画や恋愛ゲームで楽しみながら学力を高める方法から勉強への合理的なモチベーションの高め方までを徹底指南。超★実践的な成績アップ法を初公開する。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【夏休みの勉強法】成績が伸びない子がやりがちな“夏休みのムダ勉強”ワースト1Photo: Adobe Stock

過去問を解かずに準備するのは時間の浪費

過去問を解かずに入試の準備をしているのは、志望校がどんな入試問題を出しているかもわからず、必死に準備して時間を浪費するようなものです。

繰り返しますが、入試でどんな問題が出ているのかを知らずに励んだ受験勉強は、時間を浪費してしまうリスクをはらんでいます。

授業の内容も過去問がなければ活かせない

学校や塾の授業では、教師や講師が有用な情報をいっぱい教えてくれるでしょう。

でも、過去問を解いた経験がなければ、そのうちのどれが入試に合格するために必要な情報なのかを自分で判別できません。

何が重要かわからず、右から左へ聞き流すことにもなりかねないのです。

過去問に取り組むのは早ければ早いほどよい

過去問を解いていれば、「この情報は有益だ」「この部分はそうでもない」という判断ができますから、同じ授業を聞いていても、より有益な時間を過ごせます。

過去問を解くタイミングは、早ければ早いほどいいのです。

自信をなくす心配より、直前の焦りが危険

私がこう言うと、「早めに過去問を解かせて歯が立たず、自信をなくして勉強のやる気がなくなってしまう心配はありませんか?」とおっしゃる親御さんもいます。

でも、直前に過去問を解いて慌てるほうがよほど心配です。

直前に焦っても取り返しはつきませんが、早めに歯が立たないとわかったほうがまだ打つ手はたくさんあります。

ですから、受験する年になってから過去問をチェックするのではなく、できるだけ早いうちに目を通しておくべきなのです。

過去問は実力チェックではなく“可視化”のため

過去問は、現在の実力チェックのためにあるのではなく、これから自分がどれほど高い山に登るのか、そのためには何が必要で、何が足りていないのかを“可視化”するためのものです。

勉強をどの方向に沿って進めるかを定めるために、早め早めに確認しておくことをオススメします。

※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。