今、日本に来る外国の観光客はもちろんのこと、日本に住む外国ルーツのある人たちの数は毎年増えています。日本が鎖国しない限りは外国の方は増えていきますし、日本が相当な対策をしない限りは日本人の人口はどんどん減っていきます。
人口が再び増加に転じるというのはなかなか難しいかもしれませんが、そういった中で、いろいろな文化の人たちとつながることができる時代が来たと思って、多様な国の人たちとつながれるマインドセットを持つ。私はそのためにグローバル・シチズンシップ(世界をよりよくする志)というのはとても大切なキーワードだと思っています。
グローバルの中にあるローカル、そして自分
グローバル・シチズンシップという言葉があれば、さまざまな背景や国籍、ルーツがあっても、私たちは「世界をよりよくする志(グローバル・シチズンシップ)」をもつ「地球志民」ということころでつながれるのです。
「グローバル」と言うと、「グローバルよりローカルが大切なんじゃないですか」「身近なところを見たほうがいいのでは?」と言われることがあります。
でも、このローカルとグローバルというのは、実はつながっているのです。
私を真ん中にして、その外側に家族、地球、国、世界、地球、そして宇宙がある…というような円が広がっていくイメージで考えれば、私たちはすべてのつながりの中で生きているのです。
自分が今いる場所や今ある考えから一歩外に出て、成長していくことが、これからの世界を楽しく生きていく鍵になるのではないかと思います。