米当局者によると、州兵が近く首都ワシントンに増派される見通しで、数日中に武器を携行する準備を進めている。これは、ドナルド・トランプ大統領が暴力的な犯罪者から首都を「取り戻す」ため、州兵を派遣すると表明してから数日後の大きな方針転換となる。防衛当局者らは首都派遣の州兵800人について、連邦法執行機関の多くの職員とは異なり、武装しないと以前述べていた。車両にも武器を搭載しないとしていた。この計画に詳しい複数の人物によると、15日遅く、ワシントンに派遣された州兵の一部は武器携行命令を予期するよう伝えられた。ただし、国防総省のある当局者によると、16日朝の時点で正式な命令は出されていないという。トランプ政権の要請を受け、ウェストバージニア州のパトリック・モリシー知事は16日、約300~400人の州兵をワシントンに派遣すると発表した。ホワイトハウス当局者は州兵の増派と武装の可能性を認め、現時点で逮捕は行っていないと述べた。