ケアレスミスと一口でいっても、その要因はさまざまです。
今回の相談の場合、親からのプレッシャーを感じていることで、さらにケアレスミスの傾向が増している可能性があります。
子どもにどんなトーンで注意しているのか文面からはわかりませんが、子どもがその場しのぎの嘘をついてでも逃げ出したいと思っている気配を感じます。中長期的に物事を見られないぐらい追い詰められているのかも……。
「猪突猛進するタイプ」ではなくて、「猛烈に逃げようとしている」と、私には思えてしまいました。
大人から見ると、ケアレスミスは手を抜いているように見えます。
だから、「きちんと見直せばいいじゃない!」「真面目にやりなさい!」という目線を向けてしまいがちです。
しかし、大人の当たり前は、子どもの当たり前ではありません。それに特性によっても、当たり前は違います。子どもは一生懸命取り組んでいるのに責められてしまうと、親のことが重荷になっていきます。
「ちゃんとしていない」という目線ではなく、「ゆっくり考えればいい」と伝えられるようになるといいですね。
もしかしたら、親としては、子どもが高学年になり中学受験がちらついてあせっているタイミングかもしれません。自分軸を見つめ直して、親自身のあせりを手放すことも大切です。
勉強は「親VS子ども」にしてはいけません。
宿題や難問は、親が応援団になって子どもが倒していくのです。だから、親と子は敵ではなくて、チームです。まずは、子どもの仲間になるところからスタートしてみてはいかがでしょうか。
(お悩み4)
小2の子どもを塾に行かせるべきか?
小学2年生ですが、周りの子が入塾を決めていて、そろそろうちの子も入れたほうがいいのかもと悩んでいます。
人気の塾は高学年になると入れなくなってしまうと聞くので、心配もあります。塾との付き合いは、どう考えていけばよいでしょうか?
人気の塾は高学年になると入れなくなってしまうと聞くので、心配もあります。塾との付き合いは、どう考えていけばよいでしょうか?
私がいつもお伝えしているのは、「塾に利用されるな!利用しろ!」です。