(お悩み2)
小2の子どもが勉強に集中できません

 小学2年生の子どもが集中する方法があったら教えてください。
 がんばる気持ちはあるようなのですが、ふと気づくと「ぼーっ」としてしまっています。これから勉強も難しくなっていくので心配です。

 子どもの集中力は大人が思っているよりも、ずっと短いものです。低学年の子どもに対して、1時間の集中を求めているとしたら、それは大きな間違い。

 5分でも10分でも集中していればOKです。

 また、「うちの子、全然集中力がない」と心配していると、集中力がない情報を収集してしまうので注意しましょう。「10分集中できた」ではなく「この子は15分も集中できなかった」と負の側面から見てしまいます。

 さらに、「昨日も読み聞かせのときに気が散っていた」「今日もよそ見していた」など、集中力がないエビデンスを積極的に集めにいってしまうのです。

 子どものできないことを心配することで、さらに心配になる情報を引き寄せてしまいます。

 まずは「5分でも集中していればOK」と大らかな気持ちで接しましょう。

 万が一、5分も集中できない状態であれば、睡眠不足や食事の質を見直してください。しっかり睡眠を取れていなかったり、糖分を取り過ぎていたり、食事のバランスを崩している可能性があります。

(お悩み3)
ケアレスミスをしてばかりで大丈夫?

 小学5年生の息子がいます。わかっている問題のはずなのに、忘れて答えられなかったりケアレスミスで間違えたりします。隣から「ちょっと待って、ここはもう少し考え直してみては?」と促すと、立ち止まって自分の間違いに気づきます。
 また、ケアレスミスが親にバレるとまずいと思うと、嘘をつくこともあります。それも悩みの1つです。目先のことしか見えておらず、猪突猛進するタイプなので、とてももどかしいです。

 ケアレスミスは、私の講座に通うお母さんたちの中でも、とても多いお悩みのひとつです。そして、改善が難しい課題でもあります。