「感じのいい人になれるか」は毎日のメールで決まる。相手に間違ったニュアンスで伝わってしまう」「文面がこわいと言われるが、原因がわからない」「メールの返信に時間がかかりすぎて、1日が終わってしまう」。メール仕事には、意外と悩みがつきものです。本連載では、中川路亜紀著『新版 気のきいた短いメールが書ける本』(ダイヤモンド社)から編集・抜粋し、迷いがちなメールの悩みを解決するヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

確認を依頼するメールは、相手の時間を使ってもらうお願いです。だからこそ、言葉の選び方ひとつで印象が大きく変わります。「感じのいい人」がよく使う表現を、具体的な例とともに紹介します。
確認をお願いするときに使える感じのいい表現は?
・報告書の原稿を添付いたしますので、お目通しいただければと存じます。
→「目通し」とは、最初から最後までひととおり見るという意味ですが、ビジネスではある程度長い文書を読んで確認する場合につかわれます。
・ご要望の内容を下記のとおりまとめてみましたので、お確かめください。
→打ち合わせの後、要点をまとめて確認しあうことは重要。
・制作中のチラシはこちらでご覧いただけます。
→URLのリンクで確認してもらいたいページやファイルを案内する場合の書き方。
・念のため、ご確認ください。
→相手が書いた原稿を組んだ記事の校正など、「間違いはないと思いますが」という意味も含ませて書きます。
・ご注文は合計5点ということで、よろしいでしょうか。
→「よろしかったでしょうか」も間違いとは言えませんが、「よろしいでしょうか」が適切とする意見が多数派になっています。ここの「合計」は「都合」と言い換えてもOK。
・次の3点について確認させてください。
→確かめたいことが複数ある場合は、このように書いたのち、箇条書きにまとめると相手も答えやすいでしょう。
・念のため説明いたしますと、事務棟の入り口は店舗とは異なっており、大通りに面した側にあります。
→余計な説明かなと思うときの表現。
本記事は『新版 気のきいた短いメールが書ける本』を一部抜粋・編集したものです。