米連邦準備制度理事会(FRB)は20日、連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(7月29、30日開催分)を公表した。先月の会合での金利据え置き決定は幅広い支持を集め、利下げを主張して反対票を投じたのは2人だった。議事要旨によると、「ほぼ全員」の当局者が政策金利を据え置くことを支持した。反対した2人を除く、16人の参加者が支持したようだ。先月の会合での金利決定は、ホワイトハウスが政策金利を引き下げるようジェローム・パウエルFRB議長に強い政治的圧力をかけていた時期に下された。当局者は輸入品の関税が引き上げられたコストを輸入業者、小売業者、消費者がどのように分担していくのか考慮する中、主要政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.25~4.5%に据え置いた。