今では、子どもを迎えに行くために午後4時に退社しても構わないという職場が増えている。しかし、午前10時に出社するなら、冷たい視線を浴びることを覚悟すべきだ。新型コロナウイルス禍後の職場では、自席に1日8時間以上いなければならないという圧力は小さくなっている。それでも「どの時間帯」の勤務時間を減らすかは問題になる。では、出社と退社の時間についてはどうだろうか。午後の退社、すなわち、自分の任務の大半を果たし、上司と接した後の退社については、人目をあまり気にしないものだ。多くの人は夜間に自宅から再びログインしているため、午後5時より前に職場を抜け出すのはサボりの証拠ではないと十分に了解されている。遅い出社はまた別の話だ。たとえオフィスにいる時間を長くして埋め合わせるつもりでも、もっと早く出社した同僚たちに後れを取っているように見えたり、そう感じられたりしてしまう。