つまり、野菜の小鉢がついた豚肉のショウガ焼き定食を食べるときには、まずは肉、次いで野菜の小鉢、最後に米飯を食べるのがおすすめだといえます。
食べる順番で大事なポイントは
糖質を最後に回すこと
ただし、ここで「だったら野菜はいらないな。肉と米飯だけで良いじゃないか」と考えないでください。野菜は、絶対に欠かしてはいけない食材です。
ベジファーストという言葉は、単純に順番だけのことをいっているのではなく、「食事メニューを考えるときに、野菜を一番に検討しましょう」という意味を持っていると、私は解釈しています。
食べる順番で大事なポイントは糖質を最後に回すということです。
米飯やパンなどの炭水化物を最後に食べるようにすれば、血糖値の上昇を緩やかにできるだけでなく、お腹がいっぱいになっていて、そもそも炭水化物の摂取量も減らせる可能性があります。炭水化物の摂取量が減らせれば、それだけダイエット効果も期待できます。
普段から、肉や魚、野菜などのおかずから食べるクセをつけましょう。
もちろん、「おかずを先に食べてしまったら、ご飯だけで食べられないよ」という人もいるでしょう。だから、厳密でなくて良いのです。
要は、胃の中に脂質やタンパク質が入っていない空っぽの状態で、炭水化物を一気に入れて血糖値が上昇するのは避けるべきだということです。
結局、卵は1日何個まで
食べていいのか?
「コレステロール値が高い」と診断された人が起こしがちなアクションとして、「卵を1日1個までに制限する。もしくは食べるのをやめる」というものがあります。もしくはそのような診断を受けなくても、卵とコレステロールの関係を知っている人は「1日にいくつも卵を食べるのは健康に良くない」と、卵を食べるのを避けているかもしれません。
ここでお伝えしたいのは、「誰でも、卵は1日1個までにすべき」という説は誤解だということです。コレステロール値が高くない人なら、1日2~3個食べてもらいたいと考えています。一方で、コレステロール値が心配な人も1日1個くらいは食べて良いでしょう。