米アップルは、ネット配信プラットフォーム「チューンイン(TuneIn)」との提携を通じ、「アップルミュージック(Apple Music)」のラジオを同アプリ以外でも聞けるようにする。音楽配信サービスの拡大が狙い。アップルミュージックの六つのラジオステーションを初めて同アプリ以外で提供する。チューンインの月間アクティブユーザー(MAU)は約7500万人。27日からアップルのラジオステーションを利用できる。アップルはこれらユーザーの一部を自社のエコシステムに取り込みたい考えだ。同社の音楽サービスのユーザーは、新しい端末を購入した後、無料トライアルを通じて加入する例が多い。ここ数年でアップルミュージックはスウェーデンの音楽配信サービス大手スポティファイ・テクノロジーに水をあけられており、アップルはラジオリスナーを音楽サービスの有料ユーザーに変えたい意向だ。