米国では保健当局が27日に承認した新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)が近くの薬局で受けられるようになる。ただ、多くの州で感染が拡大している中、トランプ政権が承認範囲を縮小したため、以前に比べ接種対象者が限定される可能性がある。米食品医薬品局(FDA)は、ファイザーと提携相手であるドイツのビオンテック、モデルナ、ノババックスがそれぞれ開発した3種の新型コロナワクチンを承認した。これらのワクチンは、LP.8.1と呼ばれるコロナウイルスの変異株を標的としている。この変異株は、FDAの諮問委員会が5月に標的を選定した時点で流行の中心だった。各社は数日以内に薬局やその他の接種会場への出荷を開始する見通しだ。流行の中心となっている変異株を標的とした新型コロナワクチンの改良は今年で4年目。秋から冬にかけて重症化を防ぐ効果を高めることを狙っている。
コロナワクチン追加接種、米で開始へ 政権が接種対象絞る
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