お金をかけずに「毎日が楽しい」暮らしに変わる“小さな工夫”とは?
何不自由ない裕福な暮らしから一転、49歳で無一文へ。離婚、実家の家業倒産で家も財産も失い、預金残高はほぼゼロに。3人の子を抱えて整体師として裸一貫で人生を立て直した矢先、今度は末期寸前のがん宣告……そんな壮絶な人生を乗り越えて、70歳代の今、「毎朝、起きるのが楽しい!」と満面の笑みで語る女性がいる。『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)では、そんな著者が絶望の淵から見つけ出した、自分をごきげんにする暮らしのノウハウを【人間関係】【食事】【睡眠】【健康】【メンタル】【ファッション】【インテリア】【パソコン】と8つのテーマで初公開します。

驚きのコストパフォーマンス!
お財布に優しいアート空間
私は手づくりのアートを手づくりの額縁に入れて、壁に飾っていますが、「なんちゃって額」の最大の魅力は、なんといってもその手軽さとコストパフォーマンスの高さです。
市販の額縁、特にデザイン性の高いものや大きなサイズになると、数千円から1万円以上することも珍しくありません。しかし、この手づくり額なら、その数分の一の費用で実現できてしまうのです。
例えば、ポストカードサイズの小さな額なら、数百円で材料が揃います。私がよく利用するポリウレタン製のモールディングは、2メートルほどの長さでも1000円前後から手に入り、これ一本で複数の額をつくることができます。

お財布を気にせず
思う存分アートを楽しむ!
塗料や接着剤も、一度揃えれば様々な作品に使い回せますし、最近では100円ショップでも質の良い水性塗料やおしゃれなデザインのスポンジが手に入ります。
「この絵を飾りたいけれど、合う額が高い…」そんな金銭的な悩みも、手づくりの額なら一気に解決します。浮いた予算で新しいアートポスターを買ったり、画材を揃えたりと、創作活動の幅をさらに広げることができるのです。
お財布を気にせず、思う存分アートを楽しめる。これは、暮らしを豊かにする大きなメリットと言えるでしょう。
「飾るもの」はアートだけじゃない!
日常に魔法をかける額縁マジック
額に入れると、どんなものでも不思議と特別な存在感を放ち始めます。これは、「額縁マジック」とも言える効果です。そして、この魔法をかけられるのは、なにも特別なアート作品だけではありません。
例えば、お子さんが描いた絵。冷蔵庫にマグネットで留めておくだけでなく、素敵な色の額に入れて飾ってあげれば、それはもう立派なアート作品です。お子さんの自己肯定感を育むきっかけにもなるかもしれません。
他にも、旅先で手に入れた美しい包装紙、お気に入りのブランドのショップカード、思い出の生地の切れ端など、日常の中にある「ちょっと好きなもの」を額装してみてください。
殺風景だった壁が
一気におしゃれな空間に
「ミラー(鏡)の額装」なんかもオススメです。ホームセンターで売っている安価な鏡の周りをモールディングで縁取るだけで、まるでヨーロッパの蚤の市で見つけたようなアンティークミラーに早変わり。殺風景だった壁が、一気におしゃれな空間になるでしょう。
アイデア次第で、暮らしのあらゆるシーンを、もっと楽しく、もっと自分らしく彩ることができるのです。