米連邦地裁は3日、連邦政府がハーバード大学への22億ドル(約3250億円)の助成金を打ち切ったことは不当だったとし、交付を再開する必要があると判断した。トランプ政権の措置はハーバード大学の憲法上の権利を侵害したと結論付けた。トランプ政権は反ユダヤ主義や多様性・公平性・包摂性(DEI)に関する方針を巡って数カ月にわたって圧力を高め、ハーバード大学とも和解協議を行っている。今回はその中でアリソン・バローズ地裁判事の判決が示された形だ。ドナルド・トランプ大統領は先月、ハーバード大学には少なくとも5億ドルを求めるとし、閣議ではリンダ・マクマホン教育長官に対して「彼らはとても悪い。交渉するな」と伝えていた。
米政権によるハーバード大への助成金凍結、連邦地裁が違憲判断
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