米連邦準備制度理事会(FRB)をホワイトハウスの管理下に置こうとするドナルド・トランプ米大統領の試みは、4日に大きな試練を迎える。大統領経済諮問委員会(CEA)のスティーブン・ミラン委員長をFRB理事に充てる人事がこの日、上院銀行委員会で審議される。銀行委の公聴会では共和党の上院議員らが初めて、FRBの独立性をこれまで通り支持しつつ、トランプ氏に対して反抗的と見えないようにするというバランスをうまくとることを迫られる。トランプ氏はFRB理事1人の解任を試み、利下げしないFRBを公然と非難してきた。実際のところ、ミラン氏が承認されることに疑問の余地はない。上院は共和党が53対47で過半数を占めている。同氏は3月、CEA委員長への指名について共和党の賛成多数で承認された。また、今回の指名に対して反対を表明した共和党議員はいない。
トランプ氏のFRB理事候補、指名承認公聴会3つのポイント
FRBを政府管理下に置こうとするトランプ氏の試みは大きな試練を迎える
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