「育ちが悪いから何もうまくいきません」と嘆く若者にかけてあげたい言葉とは?
そんなあなたにすすめたいのが、全世界45言語に翻訳され、世界500万部を突破しているベストセラー『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』(ジョン・ストレルキー 著/鹿田昌美 訳)だ。「何度読んでもハッとする」と話題の一冊から、おすすめの名言について紹介する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)

「育ちが悪いから何もうまくいきません」と嘆く若者にかけてあげたい言葉とは?Photo: Adobe Stock

「育ち」という言葉は言い訳になる

「自分は育ちが悪いから」
「家庭環境に恵まれなかったから」

 そう言いたくなる気持ちは、決して弱さではありません。
 むしろ、それだけ真剣に人生と向き合っている証拠でもあります

 ただし、この言葉には、ひとつ大きな落とし穴があります。
 それは、人生のハンドルを「過去」に明け渡してしまうことです

 育ちを理由にした瞬間、これから先の選択まで、すべて過去に支配されてしまう。
 それは、とても重い縛りです。

「向き合う時期」の真実

世界の果てのカフェ』という本には、こんな言葉があります。

ああ、それは難しい問題だ。人それぞれ、向き合う時期が違う
小さな子どもの頃に解決する人もいれば、大きくなってから解決する人もいる。
一生向き合わない人もいる。

――『世界の果てのカフェ』より

 この一節が教えてくれるのは、「遅すぎる人はいない」という事実です。
 ただし、ひとつだけはっきりしていることがあります。

 向き合う人と、向き合わない人がいる
 それだけです。

 育ちが悪かったかどうかは、人生の価値を決める基準ではありません。
 向き合うかどうかが、これからの人生を決めるのです

人生が変わるのは、「理由」を変えた瞬間

 うまくいかない理由を「育ち」「環境」「運」に置いている限り、人生はなかなか動きません。

 でも、ある日ふと、

それでも、これからどう生きるかは自分で決められる

 そう思えた瞬間、人生は少しずつ自分の手に戻ってきます。

 過去は選べません。
 けれど、過去とどう向き合うかは選べる
 その選択をした人だけが、「育ち」を物語の出発点に変えることができます。

「育ち」は言い訳にも、物語にもなる

「育ちが悪いから何もうまくいかない」

 そう嘆く若者に、ぜひこう伝えてあげてください。

向き合う時期が、今来ただけだよ

 早いか遅いかではありません。
 正しいか間違いかでもありません。
 ただ、向き合うか、向き合わないか

世界の果てのカフェ』が静かに教えてくれるのは、人生を分けるのは過去ではなく、「今、どこに目を向けるか」だということ

 育ちは、人生の結論ではありません。
 物語の冒頭にすぎないのです

(本稿は、『世界の果てのカフェ』の発売を記念したオリジナル記事です)