一見すると受かりそうなのに、面接官からすると「浅い」と映ってしまうもったいないフレーズ。本当に頭のいい人は、いったいこのワナをどのように避けているのでしょうか。
新刊『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』は、特別なガクチカも将来の夢もなかった普通の就活生=「脇役さん」の著者が、1000冊以上の本を読み込み、自分だけの就活戦略をつくりあげ、食品超大手を含む22社から内定を得た実体験から生まれた一冊です。
「長期インターンにも行っていないし」「自己PRで語れることがない」――。
そんな普通の就活生が、どうすれば自分に合う企業に内定を取れるのでしょうか? 就活に不安を抱えるすべての学生、そしてその姿をそっと見守る保護者の方に届けたい、内定につながるリアルな戦略が詰まった、まったく新しい就活本です。今回は、本当に頭のいい人が「面接で絶対に言わないこと」について著者である藤井氏が特別に書き下ろした記事をお届けします。

もったいないフレーズがある
就活の面接、学生であればとくに初対面の大人と話すことは緊張しますよね。何を聞かれるかわからないし、面接官がどんな雰囲気の人かもわからないのが怖いですよね。
そんななか、多くの就活生が無意識に口にしてしまう“NGワード”があります。一見すると模範解答っぽいのに、面接官からすると「浅い」「嘘っぽい」と映ってしまうもったいないフレーズ。本当に頭のいい人は、いったいこのワナをどのように避けているのでしょうか。
ワースト3:「特に挫折経験はありません」
このワードだけを伝えることはNGです。もしこの一言を伝えて、その理由などを伝えないと「失敗がない=挑戦していない」と面接官に解釈されてしまいます。人は失敗から学ぶことで成長するもの。そこに向き合わない姿勢は「浅い人」とみなされてしまうのです。
ただ、面接で話せるような大きな挫折経験がない人もいますよね。そんな人は、後々回答に困ることが少なくなるよう、正直に伝えることがおすすめです。その場合、この一言に加えて、下記のように理由を付け加えてみてくださいね。
『脇役さんの就活攻略書』p.322より
ワースト2:「与えられた仕事をなんでもこなします」
一見すると前向きで誠実そうに聞こえるこのフレーズ。でも、面接官に「自分で考える気がない」「主体性が感じられない」と受け取られてしまうかもしれない危険な一言です。
ただ、具体的にキャリアの方向性が決まっていないのに、どんな仕事に就きたいかを聞かれて答えるのは難しいですよね。そんな場合は、以下を参考にしてみてくださいね。
その中で、御社の営業職の魅力は最終的に大手企業を相手に提案営業できることだと考えているので、そのために経験を積んでいきたいと考えております。
『脇役さんの就活攻略書』p.321より
面接官から頭がいいと思われるには、「幅広い仕事に挑戦したい」と言いつつも、具体的に入口になる業務や、自分の経験とつながる部分を示すのがおすすめですよ。