ダイヤモンドも、新聞紙に包まれていれば、
ゴミと間違えられえられてしまう

著者:松澤萬紀(まつざわまき)  幼少期よりCA(客室乗務員)に憧れ、8回目の試験で念願のCAに合格。ANA(全日空)のCAとして12年間勤務する。トータルフライトタイムは 8585.8時間(地球370周分)。ANA退社後は、マナー講師、CS(顧客満足度)向上コンサルタントとして活動。年間登壇回数は 200回以上。総受講者数は、2万人以上。リピート率は97%に達している。また、読売テレビ「ミヤネ屋」への出演、毎日新聞にも掲載されるなど、メディアでも活躍中。
【オフィシャルHP】
http://www.matsuzawa-maki.com/

 そして、ティファニーのダイヤモンドは、「ティファニーの箱」に入っているからこそ、価値が増します。つまり、なにに包まれるかで、そのものの価値が変わるのです。

 どれほど美しいダイヤモンドでも、新聞紙に包んであったなら、ゴミと間違って捨てられてしまったり、「偽物だ」と疑われてしまうかもしれません。

 それと一緒で、どんなにすばらしい「内面」を持っていても、「身だしなみ」で相手に違和感を与えてしまうと、自分が損をしてしまうことになりかねないのです。

「人は見かけによらぬもの」は、たしかに正しいと私も思います。人は、外見とは違った、「意外な一面」を持ち合わせているものです。

 でも、だからといって、「見かけをおろそかにしてもいい」わけではありません。
 とくに第一印象は、「人は見かけによるもの」です。
 相手を思う心(内面)も、身だしなみ(外見)も、どちらも大切なものなのです。

「相手はどう思うかを考えた身だしなみ」を習慣にしている人は、とても素敵です。

 服装を決めるときは「自分がなにを着たいか」を基準にするのではなくて、「相手にどういう印象を与えたいか」で決めましょう。

 その気づかいが、何倍も、相手にさわやかな好印象を与えてくれることでしょう。

(※次回、第20回目の記事は、6月25日(火)になります


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