米マイクロソフトとオープンAIは提携関係を延長することで合意したと明らかにした。これは両社間の緊張緩和を示唆するもので、オープンAIが営利企業を含む組織構造に移行する道筋を容易にする可能性がある。まだ完全な合意には至っていないが、両社間の緊張が高まった後に合意となった。マイクロソフトはオープンAIの早期のパートナーの1社で、主要な出資者。同社の技術を自社の多くの製品に組み込んでいる。マイクロソフトはオープンAIの独占的なクラウドプロバイダーであり、同社の最新技術へのアクセス権を持っていることを踏まえると、オープンAIに対して支配的な立場にある。両社は新契約の条件を明らかにしておらず、現在の合意には拘束力がないとした。これは今夏の両社間の困難な交渉を締めくくるもの。交渉は一時、オープンAIが契約から抜け出すために反トラスト(独占禁止)当局に訴えることを検討するほど悪化していたと、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
マイクロソフトとオープンAI、提携関係延長で合意
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