「今夜のご飯どうしよう?」の悩みは、十八番(おはこ)=得意料理を見つければ解決! 料理教室で2500品を教えてきた料理研究家の石原洋子先生が、十八番といえるベスト100品を厳選した集大成のレシピ本『50年続く 料理教室の十八番レシピ』を刊行。作りやすさ、また食べたくなる味つけ、家族が喜ぶ工夫など、石原先生がたどり着いた家庭料理に大切なエッセンスが詰まっている。ネットにはない確かなレシピ、一生モノの料理のコツを学べる本書から、一部を抜粋してお届けします。

まずは作ってほしい
私の十八番ベスト3
私の十八番料理の中の十八番! 膨大なレシピの中から選ぶのは大変でしたが、家族に人気の料理、長年繰り返し作っているひと皿が並びました。
どんな世代の方にもきっと喜んでいただける自信作です。
第1位:
豚肉とわかめのなると巻き
わかめが主役級に食べられるものをと考え、薄切り肉でうず巻き状に巻いて食感もボリュームもアップ。
甘み強めのたれがわかめにぴったりで、ごはんも進み、家族も私もお気に入りの一品です。


第2位:
ほうれん草とゆで卵のグラタン
シンプルな具材で、気軽に作れるグラタンです。
ホワイトソースさえできれば、後は簡単。ほうれん草がおいしい季節に作るのがお決まりの一品です。


第3位:
四川風黒酢の酢豚
家庭の酢豚は、肉を小さめに切ると火通りが早く、あんもよくからみ、食べやすい。
キャラメリゼした砂糖のコクと、唐辛子の辛味、黒酢の豊かな香りで本格的になります。


詳細なレシピは、本書に掲載しています。
(本稿は、『50年続く 料理教室の十八番レシピ』を一部抜粋・編集したものです。)
料理研究家
幼い頃から母親と共に台所に立ち、「昼食は自分たちの手で」という食教育の自由学園に学ぶ。卒業後は家庭料理、フランス料理、中国料理など、各分野の第一人者に学び、アシスタントを務めたのちに独立。自宅で開く料理教室は50年以上になり、明るく飾らない人柄と確かな根拠に基づく指導に定評がある。著書は『一生もの献立』(ワン・パブリッシング)、『お豆腐、今日はどう食べる?』(家の光協会)、『77歳、石原洋子のからだが整うスープ』(主婦と生活社)など多数。