米保守活動家のチャーリー・カーク氏が10日に射殺された数時間後、アラバマ大学で共和党を支持する学生団体「カレッジ・リパブリカン」のリーダーを務める4年生のライリー・マカードルさんのもとに、学生から多くのメッセージが届き始めた。一部は政治同好会からの哀悼の言葉だった。マカードルさんによると、学生の非公開チャットのスクリーンショットも送られてきた。なかには、カーク氏が出血を止めようと手で首を押さえている写真や、「ほらみろ」とキャプションが書かれていた写真もあった。「この人たちは精神も心も病んでいる」とマカードルさんは話した。カーク氏が創設した若者の保守系団体「ターニング・ポイントUSA」は3500以上のキャンパスで活動し、同氏の影響力は各地の大学全体に広がっていた。同氏は若い世代にとって、聴衆の前で学生と討論する著名人だった。リベラル派の若者と議論を戦わせるオンライン動画は数百万回閲覧された。
カーク氏殺害、全米の大学で議論沸騰
影響力のある若手活動家の理不尽な殺害を受け、政治的立場が二極化した全米の大学でさまざまな議論が巻き起こっている
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